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ふざけたロスタイム

2022年11月19日

読み方:ふざけたろすたいむ

ふざけたロスタイムの意味

ふざけたロスタイムとは、AFCアジアカップ2011のシリア対日本を解説していた松木安太郎の名言である。略して「ふざロス」。

ふざけたロスタイムは、ロスタイム(アディショナルタイム)が長すぎる時に不満を込めて使われる言葉。松木の発言からネット上のサッカーファンの間では定着している。

ふざけたロスタイムの正しい定義は6分であるが、現在は単純に長いロスタイム時間に対して使わる表現となっている。

ロスタイムの時間が視聴者の感覚で適正であった場合や試合中に怪我人が出てプレーが止まるような出来事があり、長いロスタイムが妥当であった場合はふざけてないロスタイムと呼ばれることもある。

ふざロスが生まれた背景

ふざけたロスタイムは、解説をしていた松木安太郎の「主審への不満」「ストレス」「試合の緊張感」から生まれた。

前半35分に長谷部のゴールで先制するも後半72分に川島が退場しシリアにPKが与えられる判定が下り、松木がなんなんすかこれと言ってしまうくらい不満が募っていた。後半76分にアル=ハティーブにPKを決められ同点に追いつかれてしまう。後半82分に本田圭佑のPKで逆転。グループリーグ突破のために日本としては、このまま逃げ切り、勝ち点3が欲しい場面であった。

そんな状態の中、松木の口からふざロスが生まれる。

実況「ロスタイム6分です!ロスタイムは6分!ロスタイムの時間を聞いて一気に盛り上がりました!シリアサポーター!」

松木「ふざけたロスタイムですねぇこれねぇ!6分!」

実況「日本にとっては試練の6分間!」

アジアカップ2011優勝

日本は見事にふざけたロスタイムを戦い抜き、シリアに勝利した。難しい試合に勝利し、勢いに乗った日本はグループリーグを突破し決勝でオーストラリアを破りAFCアジアカップ2011を制覇した。

カタールワールドカップ2022ではふざロス連発

カタールワールドカップでは大会前よりFIFAの審判委員長を務めるコッリーナ氏がアディショナルタイムについて7、8分を超える長さになると語っていた。今大会はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によってより厳密に時間が計測されており、負傷時間・ゴールパフォーマンス・選手交代などあらゆる時間を計算に入れて算出している。

上記のことからカタールワールドカップでは7分を超えるふざけたロスタイムが連発することとなった。ウェールズvsアメリカの試合では最長14分というふざロスが追加された。

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