さ行

自分たちのサッカー

読み方:じぶんたちのさっかー

自分たちのサッカーの意味

自分たちのサッカーとは、日本の選手たちが追い求めるサッカースタイルのこと。インタビューで選手が多用する言葉として知られている。例として「自分たちのサッカーができなかった」「自分たちのサッカーを見せたい」「自分たちのサッカーをすれば勝てる」など。ザックジャパンの選手たちが何度も口にしていた自分たちのサッカーとは、ボールを保持しながら戦うポゼッションサッカーのこと。

2014年ブラジルワールドカップで注目される

2014ブラジルワールドカップでザックジャパンが結果を残せず、グループリーグ敗退したことで、ファンやメディアから槍玉に挙げるように注目されるようになった言葉。ファンからは「格下にしか通用しないサッカー」「勝てば自分たちのサッカーができた、負ければ自分たちのサッカーができなかった」「困った時の合言葉になってないか?」「ただの理想でしかない」などワールドカップ直後は辛辣な言葉が並んだ。

ザックジャパンのメンバーである内田篤人は、ワールドカップ後に「自分たちのサッカー」について独自の見解を述べている。

―今回のW杯では日本代表の選手から「自分たちのサッカー」という言葉が何度も出ました。
「『自分たちのサッカー』と言いますけど、普段どおりのサッカーでいいと思うんですよね。言葉が勝手に歩いて行った気がします。そんなんじゃないと思うんですけどね」

―言葉が一人歩きしたとは?
「プレースタイルがあるのは良いと思います。スペインみたいなパス回しとか、アフリカ勢のように前線に体の大きな選手がいたりとか、そういうスタイルがあるのは良いと思うんです。ただ、言い方は難しいのですが、今の日本は他の国のようにできないからパス回しをやっているというような気がするんです。実際、スペインほど僕らはうまくない」

―スタイルを追求することには賛成しているが、違和感もある?
「岡田(武史)さん(元日本代表監督)がそれを打ち出して、チームが『自分たちのサッカーって何だろう』と考えるようになりましたし、(イビチャ・)オシムさん(同)もその前からそれについては言っていました。『日本って何だろう』と考え始めたのはすごく良いと思うんです。だけど、スペインが優勝したら『じゃあスペインみたいなパスサッカー』という消去法で行くのは違うと思うんです」

https://web.gekisaka.jp/news/detail/?143323-143323-fl

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