さ行

地蔵

読み方:じぞう

地蔵の意味

地蔵とは、積極的に走らない選手に送られる汚名のこと。具体的な例として「守備を放棄」「パスをした後突っ立っている」「味方のフォローをしない」「カウンターの場面で守備の人数が足らないのに追わない」「走行距離が少ない」選手に対して用いられる。極端に運動量が少ない選手を指す。

地蔵と呼ばれる代表的な選手は、海外サッカーであればメッシ。Jリーグでは家長昭博などが挙げられる。

実際にメッシの走行距離は、極端に少ないと言われている。ちなみに多い選手でだいたい12、13km走ると言われている。

メッシは全ての試合で惜しみなく体力を消費するわけではなく、体力を温存することを知っている。今シーズンのリーガでのメッシの1試合平均走行距離は7.9kmであり、これはクリスティアーノ・ロナウドの9kmをだいぶ下回る。全試合の合計走行距離はメッシが31,265km、ロナウドが61,085kmだ。

http://sport-japanese.com/news/2016/2/26/%E3%83

地蔵のお手本

家長昭博は、元々運動量が少なく、一部のサッカーファンから地蔵と呼ばれていたが、広く知れ渡るようになったのは、2010年第30節に行われたモンテディオ山形対セレッソ大阪戦がきっかけである。乾からのパスを受けた家長がアドリアーノへパスを送る。家長はパスをした後にまるで電柱のように一歩も動かずその場に立ち尽くす。このプレーがサッカーファンの間で広がり、地蔵のお手本のようだと話題となった。

家長は、2017年に川崎フロンターレへ移籍してからは運動量が多い選手へと変貌を遂げ、2018年にはJリーグMVP(最優秀選手賞)を受賞している。

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